進め!ちびっこ気管切開児

気管切開をしているけれど、元気いっぱいの6歳児を追ったブログです。病気や気管切開、病院選びや進路についてなど、過去を振り返りながら記録していきます。

首に人工心肺

「お子さんの自発呼吸が止まりました。

すぐ来てください」

 

身も心も瞬間冷凍された

病院からの電話で、

急いで病院へと駆けつけました。

 

たくさんの先生方が

むーくんを取り囲んでいるのが

見えました。

 

先生が交代で

バギング(手動で酸素を送れる)で

むーくんに酸素を送り、

体内の空気を自分で出せないので

肺を手で押して

二酸化炭素を出していました。

 

手術を担当してくださる

心臓外科の先生が言いました。

「これから人工心肺を取り付ける

手術をします。

人工心肺は首に付けます。」

 

人工心肺を首に!?

いまだにそのしくみは

ちゃんと分かりませんけど、

首の大きな血管を人工心肺につないで

循環させる感じです。

 

土曜日の夜遅く、

手術時間は2、3時間だったでしょうか。

むーくんは人工心肺によって

ひとまず呼吸が保たれました。

 

たまたまこの日心臓の手術があって

心臓外科の先生が揃っていたそう。

そうでなければ

人工心肺の手術を

ここまで素早くすることが

出来なかったかもしれません。

 

この急変により

週明けに予定していた

むーくんの血管輪の除去手術が

翌日の日曜日に繰り上げられました。