進め!ちびっこ気管切開児

気管切開をしているけれど、元気いっぱいの6歳児を追ったブログです。病気や気管切開、病院選びや進路についてなど、過去を振り返りながら記録していきます。

術後の説明

術後、しばらくして

心臓外科の担当医が

手術内容の説明に来てくれました。

 

まずはむーくんの根本の疾患である

「血管輪」について。

☆2本ある心臓の大動脈のうち、

 残しやすかった細い方の大動脈を残す形で

 気管に巻きついた血管を除去しました。

☆心臓自体に問題はなく、

 血流に関してもスムーズにいっています。

 

次に血管輪を除去した後の

「気管の軟化症」について。

☆気管はやはりかなり脆弱で、

 呼吸をするたびにひしゃげてしまう。

☆今回の手術で、軟化症の部分に

「外ステント※」を置きました。

☆外ステントに気管を釣りあげて

 気道が確保できるように対応しています。

 

今後については自分の手を離れて

新生児科が担当していきます、

とのことでした。

 

この時点では最善の手術ができ、

これでしばらくしたら

退院も見えるのかな、と

私たち夫婦は考えていました。

 

 

※外ステント

気管の弱い部分の外側を

リングのようなもので覆い、

リングから気管を引っ張って広げて

気道を確保する方法。