術後、しばらくして
心臓外科の担当医が
手術内容の説明に来てくれました。
まずはむーくんの根本の疾患である
「血管輪」について。
☆2本ある心臓の大動脈のうち、
残しやすかった細い方の大動脈を残す形で
気管に巻きついた血管を除去しました。
☆心臓自体に問題はなく、
血流に関してもスムーズにいっています。
次に血管輪を除去した後の
「気管の軟化症」について。
☆気管はやはりかなり脆弱で、
呼吸をするたびにひしゃげてしまう。
☆今回の手術で、軟化症の部分に
「外ステント※」を置きました。
☆外ステントに気管を釣りあげて
気道が確保できるように対応しています。
今後については自分の手を離れて
新生児科が担当していきます、
とのことでした。
この時点では最善の手術ができ、
これでしばらくしたら
退院も見えるのかな、と
私たち夫婦は考えていました。
※外ステント
気管の弱い部分の外側を
リングのようなもので覆い、
リングから気管を引っ張って広げて
気道を確保する方法。