抜管トライ6日目のこと。
痰がなかなか出せない状態の中、
突然モニターがピコピコ鳴り出しました。
モニター画面を見ると、
サチュレーション(体内の酸素濃度)が
急激に下がっています。
むーくんも一瞬で
唇の色が青くなっていました。
痰が詰まって窒息しかけていたのです。
看護師さんが慌てて吸引しましたが
普段と同じマッサージくらいでは
痰が引けません。
すると看護師さんはむーくんを転がしたり
ひっくり返したりして動かしました。
そのおかげで痰も動き、
その後の吸引で
粘っこい痰がゴッソリ引けました。
むーくんはすぐ落ち着いて
事なきを得ましたが、
痰による窒息の恐ろしさを
目の当たりにしました。
そして、ベテランの看護師さんの
瞬時の判断と処置に救われたことに
心から感謝しました。