気管切開をした後、
むーくんに面会した私たちに、
声をかけてくれた方がいました。
HCUの看護師長さんです。
通常の業務は終わっている時間でしたが、
待っていてくれました。
それは、
私たちをおもんぱかって発信された
心を癒す言葉でした。
「お父さんとお母さんは
本当に難しいご決断をされましたね。
むーくんのために決断されたご両親を
心から尊敬します。」
この言葉をかけられた時、
気管切開は
決して簡単な決断ではなかったこと、
正直それしか道はなかったのだけど、
その決断を前向きに
肯定してもらえた気がして、
心がとても救われました。
患者の看護だけでなく、
その家族にまで細かな配慮ができる
看護師さんという存在に
改めて頭が下がる思いでした。