福岡に戻る日がやってきました。
兵庫に来て4か月半。
いろんなことがありました。
もし福岡に居た頃から
長期挿管による後遺症の恐ろしさを
知っていたら…
むーくんは兵庫に来ることもなかったかも
しれません。
福岡で何が正解か分からないまま
気管切開を余儀なくされていた代わりに、
声帯の麻痺を起こすことなく
早い段階で気管切開を
閉じられていたかもしれません。
でも、兵庫を選んだことに後悔はありません。
「気管」のプロにここで出会えたお陰で
むーくんの状況がとてもよく分かったし、
この4か月半の知識を
福岡に持ち帰ることができたのは
その後の治療や家庭での医療ケアにおいて
とても大きいことでした。
自宅を離れて過ごした非日常の日々。
先が見えなくて
暗闇の底を歩いているような感覚の日もあれば、
むーくんのふとした成長に
光を感じる日もありました。
こんな事態にならないで済むなら
ならない方がいいに決まっていますが、、、
この経験は間違いなく私たちを
強くしてくれました。