【むーくんの経緯】
1700g台の低出生体重で生まれる。呼吸苦が続くため検査したところ、心臓の血管が気管に巻きつく「血管輪」による気管の狭窄が判明。生後23日目に血管輪除去手術。気管軟化症が残り、抜管が出来ずに福岡市立こども病院→兵庫県立こども病院に転院。縦隔炎を経て生後半年で気管切開手術。8か月半の入院生活を終えて自宅での生活がスタートしました!
むーくんは週1回のペースで
療育センターにて
PTさん(理学療法士)による
運動訓練を始めました。
訓練に使うオモチャが
少し高めの台に置いてあって、
ほんの少し体を伸ばせば手が届きます。
むーくんのお気に入りは、
ボールを上から入れると
クルクル回りながら下まで落ちてくる
オモチャや、
たくさんの面があって、
チャイムを押したりハンドルを回したりと
自分が関わることで変化を楽しめる
オモチャです。
気に入ったオモチャじゃないと
全く集中力を発揮しなかった
むーくんなので、
先生が使いたかった物と思惑が
ちょっと違ったかもしれませんが、
いつもお気に入りのオモチャを出して
訓練を楽しめるようにしてくれていました。
訓練は、正座に近い格好をすることから。
足を曲げた時にひざ下が体の後ろに
なるべく行くことが大事らしいのです。
「歩く」ことまでがこの訓練のゴール。
この頃のむーくんは、
ようやく1人で座れるようになったものの、
ハイハイは一切せず^^;
ずり這いのようなものはするのですが、
後ろにしか進めないという始末…。
この「足をうしろに」の練習を繰り返すうちに
立って歩く、というところまで
本当に辿り着けるのか…
この時は全く見えなかったのでした。