【むーくんの経緯】
1700g台の低出生体重で生まれる。呼吸苦が続くため検査したところ、心臓の血管が気管に巻きつく「血管輪」による気管の狭窄が判明。生後23日目に血管輪除去手術。気管軟化症が残り、抜管が出来ずに福岡市立こども病院→兵庫県立こども病院に転院。縦隔炎を経て生後半年で気管切開手術。8か月半の入院生活を終えて自宅での生活がスタートしました!
ICUは完全看護で
面会時間が決まっています。
手術日は、夜むーくんの顔を確認し、
安心した後に
マクドナルドハウスで休み、
翌朝7時くらいに再びICUへと向かいました。
まだ筋弛緩剤がしっかり効いていましたが、
看護師さんが動かしたり
刺激を与えたりすると、モゾと動きます。
38度台の熱が出ていましたが、
想定内とのことでした。
アイシングで冷やしてもらいます。
9時半ごろに筋弛緩剤をストップしました。
しばらくすると
むーくんの口がモグモグ動き出しました。
ミルクを飲んでるみたいでかわいい^^
午後になるとむーくんの動きが活発に。
目が開いたり、動いたり。
話しかけると聞こえているようで
頷いたりもします。
ひそひそ声ですが、お話もしようとしています。
むーくんが真っ先に言った言葉は、
「帰りたい」
そして、
「パパは?」
お昼に出てるから、すぐ
戻ってくるよー、と伝えたら
安心したようでした。
そして、「帰りたい」…
むーくんは深く寝ていた状態でしたけど、
ずっと戦っていたんだなーと思いました。
辛抱してねー、と言いながら
たくさんヨシヨシしました。
午後になったら、
中央の、一番スタッフの目が
届く広い場所から
大部屋へと移動しました。
一気に静かになった印象です。
私たちからしたら、
まだむーくんは厳しい状況なので
人の目が多くないと怖いのですが、
どんどん新たな術後の患者さんが来るので
そうも言っていられません。
部屋をお引越しした後は
むーくん概ねウトウトしていました。
鎮静とモルヒネはまだ入ったままでした。