【むーくんの経緯】
1700g台の低出生体重で生まれる。呼吸苦が続くため検査したところ、心臓の血管が気管に巻きつく「血管輪」による気管の狭窄が判明。生後23日目に血管輪除去手術。気管軟化症が残り、転院するなど試行錯誤するも抜管が出来ず、生後半年で気管切開手術。生まれてから8か月半の入院生活後、自宅生活を開始しました。その後「声帯の固着」が分かり、抜管へ向けて声帯の手術を行いました。
ST(言語聴覚士)さんは
言語の発達の度合いを知るために
時々発達検査を行うのですが、
年長になったのでむーくんも検査をしたい、
と言われたので、受けることになりました。
つい1か月半くらい前に
田中ビネーの検査を受けたばかりですが…
似て非なるもの、なのでしょうね。
今回は私もマジックミラーで
壁を隔てて様子を見ることが出来たので、
状況が良く分かりました。
なかなかの珍回答&
ハッとする回答がありました。
先生から、まず
「いくつになりましたか?」
と聞かれて、
「いくつって何?」とむーくん笑
「何歳?」と聞き直されて
「5歳」と答えていました。
分からないことを聞き返せるってステキ✨
また、「何するものシリーズ」の質問で、
「帽子は何をするもの?」→「かぶる」
「お茶碗は?」→「知らない」
「本は?」→「読む」
と答えていました。
なるほど、普段「お茶碗」なんて言葉
家で使ったことがないから、
(いや使うことあります?むしろ…)
本当に知らなかったんでしょうね。
あと、絵カードを見て答える質問で、
飛行機や車などの「乗り物」の絵の中に
動物も混じっているようなもので、
「乗り物のカードを渡して」と言われ、
3枚の乗り物カードを渡した後に
とても悩みだし、
「うーん、ゾウもそうかも」と。
きっと回答としては✖️なのでしょうけど、
いや、正解じゃないか!と私は心の中で
叫びましたよ。
しかもその後むーくん、
「昔、馬に乗ったことがあるんだよ」と、
なぜそう思ったかの理由も説明。
いやもう私なら正解あげてますって\(//∇//)\
そんな感じで、思ったことを尋ねたり
答えたりできていたので、
リラックスして検査を受けていたように思います。
検査結果は、田中ビネーで下されたものより
年齢でいうと半年分くらい良くなっていて…
この差はいったい何なんだろうな、と
不思議に思いました。
しかも、答えられなかったものが少なかったので、
もっと実は良い点数が出るのではないか?
と親としては欲が出てしまいましたが…
抽象的な質問が増える前に止めておきたい、
ということでした。
余力がある=自己肯定にもつながるのかしらね。
いずれにしても、
今回はしっかりと本人の様子を
見られたことで、
分かること、分からないことがハッキリしたし、
受け答えを見て
今後の展望は決して暗くはない!とも
感じていました。