【むーくんの経緯】
1700g台の低出生体重で生まれる。呼吸苦が続くため検査したところ、心臓の血管が気管に巻きつく「血管輪」による気管の狭窄が判明。生後23日目に血管輪除去手術。気管軟化症が残り、転院するなど試行錯誤するも抜管が出来ず、生後半年で気管切開手術。生まれてから8か月半の入院生活後、自宅生活を開始しました。その後「声帯の固着」が分かり、抜管へ向けて声帯の手術を行いました。
通常級への進学に向けての
準備の一環として、
むーくんは(自宅じゃ絶対やらないので)
公文に通うことになりました。
むーくんは気管切開があるけど、
現在は安全上危険が少ないこと、
風邪など引かない限り
基本的に数時間は吸引が必要ない旨伝えると、
「分かりましたー。こちらは大丈夫ですよ。
何かあったらお母さんにすぐ連絡します」
とあっけらかんと受け入れてくださいました。
今まで、療育施設で超過保護に
過ごしてきたので、
「医療的ケア児」と聞いて
もうちょっと構えられるかと思いましたが、
なんだか「普通」の対応をしてもらえたのが
新鮮で嬉しかったです。
さて、「学習の根幹を担うから
国語をされるのがいいと思いますよ」
という先生のアドバイスのもと、
まずは国語を始めてみることに。
鉛筆をきちんと持って、線を描く。
むーくんはここからです^^;
むーくんの鉛筆の持ち方は
鉛筆の上を3指でつまむような感じなので、
当然描く線もヒョロヒョロ…汗
まずは濃く、しっかり書けるように
「ずんずん」という教材から
やることになりました。
きっと5歳の子がやるような教材では
ないのでしょうが、
でも、やれることがある、ことが
とても嬉しかったです。
むーくんも、ずんずん教材を
「じゅんじゅん♪」といいながら
楽しんでやっていました。
(おかげで筆圧も次第にしっかりしてきました)
小学校に向けて、数字にも
慣れておいた方がいいよ、
とのことで、数字版にマグネットの数字を
当てはめていくようなことも
やってくれました。
こうしてむーくんは
これまで無縁だった「学習」
というものに
少しずつ触れていくことになったのでした。