【むーくんの経緯】
1700g台の低出生体重で生まれる。呼吸苦が続くため検査したところ、心臓の血管が気管に巻きつく「血管輪」による気管の狭窄が判明。生後23日目に血管輪除去手術。気管軟化症が残り、転院するなど試行錯誤するも抜管が出来ず、生後半年で気管切開手術。生まれてから8か月半の入院生活後、自宅生活を開始しました。その後「声帯の固着」が分かり、抜管へ向けて声帯の手術を行いました。
むーくん、療育センターの給食は
年長になっても「きざみ」で過ごしていました。
みじん→あらみじん→きざみ
と、進歩こそしているものの、
食べ方に関しては相変わらず
ダイナミックさに欠け、
モグモグにとても時間のかかる印象でした。
夏の初め頃、
ようやく食事形態を
「きざみ」から「普通」に
変えてみようか、という話になりました。
変えてみようか、ですぐ変えられる訳ではなく…
毎度STさんの確認が入ります。
小学校では療育センターのように
食事の形態に関しての対応は出来ないので、
私もドキドキしながら一緒に様子を
見ていました。
ここで普通になっておきたい…!!
課題は「お肉」。繊維が多く、
噛み切るのが難しいのです。
鶏肉のちょっとした塊を口に入れるむーくん。
ニコニコしながらモグモグしています。
ひとまず1塊は無事ゴックンできました。
続いて2塊目…
カミカミして、ゴックンする際、
ちょっとオエっとなるむーくん((((;゚Д゚)))))
これって…もしや、アウトなのでは…!??
と思いましたが、
そこで担任の先生が助け舟。
「さっきの、皮があったから、皮は難しいよねー」
STの先生も同意してくれて、
条件付きで「合格点」をくれました!!
大きいものや皮のように噛み切りにくいものは、
ハサミでカットする、というもの。
良かった…
ホッとしました。
これで晴れて(オマケだけど)「普通」形態の
給食になります^^
年長さんでようやく…ですが、
むーくんはゆっくり、しっかり
前へと進んでくれていました。